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2016年3月19日土曜日

RP-5基板

最近XBeeの新型のS2Cが出たり、ATmega328も昨年からATmega328pbが出ていてRaspberryPi3も出るし、Kicadも最新版をbuildしたので、回路を見なおして基板を起こし直すことにしました。
これまで親機の方はアクリル板をレーザーカッターで切り抜いてケースを作っていましたが、曲げ加工とか手間がかかるのでTAKACHIのPF-15-3-10Wを使ってみることにしました。
赤外線を通す必要があるので、このケースの前後のパネル部分の代わりに乳白色の半透明アクリル板をレーザーカッターで加工して使ってみます。
赤外線LEDや受光部、RaspberryPiの各種コネクタの位置をパネルの範囲に入るように配置しながら高さ方向の適当な位置を考えていきます。
下の図の赤い線で書かれているのがRP-5基板とRaspberryPiの位置になります。


最初は基板固定用のM2.3用ボスで基板を固定することを考えたのですが、この高さで固定するとRaspberryPiのコネクタがパネルの高さ内に収まらないため3mm程度スペーサーで嵩上げする必要があります。
そこで、ケースの固定用の支柱部分に基板をいれて上側に適当なクッションを入れることでちょうどいい高さに収まらないかと考えています。

基板の回路はこれまでとほとんど変わってませんが、RaspberryPiと接続してIRリモコンの学習用の受光部と発光部、子機との通信用のXBeeと将来置き換えていけるようにESP8266用の回路を入れています。


RaspberryPiと接続して使う場合は下の回路だけ部品をのせることで親機としての機能になります。


Bee経由で子機として使う場合はATmega328pbでリモコン機能を中継する形になります。
回路はシンプルで電源とマイコン、XBee、赤外線受発光部だけになります。



この回路を丁度ケースに入るような形で設計したのが下の基板です。



それほど面積は要らないのですが、ケースに固定する部分の関係で10x15cmに入る位の大きさになってしまいました。
もう1つのFriskサイズの子機基板と一緒にElecrowに発注しました。
今月末くらいに届く予定です。

もう1枚の基板については次回書きます。


2016年1月30日土曜日

homebridgeと接続してsiriで家をコントロール

最近homebridgeというopen sourceのHomeKitのブリッジソフトが流行っているようなので、自宅のシステムと仮接続してみました。
とりあえず、まだTVのon/offだけですが動作させることが出来ました。
ただ、siriがどんなコマンドを受け付けてくれてサービスをどう登録するのかがよく判りません。
「テレビをonして」「テレビをoffして」は動きますが「テレビをつけて」はダメでした。
放送局とかを指定したりボリュームをコントロールするには何と言えばいいんですかね?

とりあえず、呼び出される関数の中でhomebridge.hap.Serviceをdumpすることで
     AccessoryInformation: { [Function] super_: [Circular] },
     AirQualitySensor: { [Function] super_: [Circular] },
     BatteryService: { [Function] super_: [Circular] },
     BridgingState: { [Function] super_: [Circular] },
     CarbonDioxideSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     CarbonMonoxideSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     ContactSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     Door: { [Function] super_: [Circular] },
     Fan: { [Function] super_: [Circular] },
     GarageDoorOpener: { [Function] super_: [Circular] },
     HumiditySensor: { [Function] super_: [Circular] },
     LeakSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     LightSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     Lightbulb: { [Function] super_: [Circular] },
     LockManagement: { [Function] super_: [Circular] },
     LockMechanism: { [Function] super_: [Circular] },
     MotionSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     OccupancySensor: { [Function] super_: [Circular] },
     Outlet: { [Function] super_: [Circular] },
     SecuritySystem: { [Function] super_: [Circular] },
     SmokeSensor: { [Function] super_: [Circular] },
     StatefulProgrammableSwitch: { [Function] super_: [Circular] },
     StatelessProgrammableSwitch: { [Function] super_: [Circular] },
     Switch: { [Function] super_: [Circular] },
     TemperatureSensor: [Circular],
     Thermostat: { [Function] super_: [Circular] },
     Window: { [Function] super_: [Circular] },

     WindowCovering: { [Function] super_: [Circular] } } }
といったサービスの種類があることは分かりました。
現状はSwitchにTVのon/offを接続しているだけなのですが、少しずつ他のWindowとかDoorやLightあたりを掘っていってみようかと考えています。

2016年1月15日金曜日

バーチカルブラインドの電動化その後

以前電動化したバーチカルブラインドですが、やはりちょっとモーターの出力に対して負荷が重いようで、たまにきちんと閉まらなかったりしてました。

現在使っているモーターはSWITCHSCHIENCEさんで売っているPololuの75:1ギアドモーターなのですがギア比をもう少し高くして低速化することでトルクを確保しようかと検討してみました。

たまたま立ち寄った千石電商でダイセン電子工業の132:1ギアドモーターが置いてあったのですが3.3V品でパワーがあまり出なさそう。
しかもPololuのモーターでエンコーダーを取り付けている後ろ側のシャフトが出ていません。
ただ、ギア部分の寸法が同じなのでうまく組み替えてPololuのモーターを132:1に出来るかもしれないと買ってみました。

ギアボックス部のネジ2本をはずして取り外して見てみたところ軸に付いているギアの歯数が違うので圧入されているギアも一度外して組み替える必要がありました。




なんとか外して組み替えてPololuのモーターに132:1のギアボックスを組み合わせ、取り付けてみました。



これを組み付けて







取り付けます。

ちゃんと速度が半分くらいになって多少の負荷でもきちんと開閉出来るようになりました。





2015年11月27日金曜日

スマートロック

ちょっと頼まれて普通の鍵の玄関を電気錠化して遠隔制御を出来るようにしてみました。
自宅は建てた時から電気錠だったのでHA端子接続で簡単につなげられていたため、これまで普通の鍵を置き換える検討をしてませんでした。

今回鍵の電気錠化の部分は㈱ユーシン・ショウワのリ・ボーンIIを使います。




最初はAkerunとかQrioSmartLockとかも検討したのですが、どちらもBluetooth接続で暗号化されているのと鍵という性質上セキュリティが厳しくHack出来ないと考え別のものを探してみました。
リ・ボーンIIは玄関のサムターン部分を外して代わりにつけるタイプで、AkerunやQrioSmartLockと比べて面倒ですが、リモコンキーで制御なのでリモコンキーのボタンを制御できればどうとでもなるはずと考えて、とりあえず入手して検討します。

蓋をあけるとDIP-SWがあります。
今回はAutoLockはこちらで制御するので単純にopen/closeのリモコンでの制御通りに動くモードに設定します。




まず、リモコンキーをバラして確認していきます。



CR2032電池なので公証3Vですが回路は電池の初期電圧とかも当然対応しているので3.3Vでも大丈夫でしょう。



open/closeのpush-swがあって、片方の端子がGNDにつながっています。もう片方がpull-upされているようで、sw-offで3V,sw-onでGNDになります。
なので、ここをコントロールすれば鍵を制御できます。

改造に邪魔なので電池ホルダーをはずして、制御モジュールのコネクタと配線を繋いでいきます。
電源の3.3V,GNDの線とFET-SWの線をopen,closeのpush-swのpull-up側に接続します。
これで鍵自体は制御できました。


これにドアが開いているかを検知するセンサーと内側からドアを開けたい場合に押すスイッチを追加して完成です。




2015年11月7日土曜日

KiCad 4.0RC1でESP-WROOM-02用基板作成 その6

次はESP-WROOM-02版です。

RP-3基板





HA-4基板


こちらの基板はXBeeの裏面に書かれているアドレスを読み取れるようにXBeeの下のところに穴を開けてあるのですが、ESP-WROOM-02を載せると丁度放熱用のPadのところが穴に位置してしまってあまりよろしくないかもしれません。

まだ、ESP-WROOM-02をどう使うか悩み中です。ATコマンドのままでうまく使っていくのか、何らかの独自のバイナリのI/Fを定義してAVRと通信させるのか、とか考えてるところです。


2015年10月31日土曜日

KiCad 4.0RC1でESP-WROOM-02用基板作成 その5

基板が上がってきたので部品をマウントしてみます。
まずは従来通りのXBee版です。

RP-3基板
いい感じです。

HA-4基板
こちらもいい感じです。


RP-3基板をRaspberryPi2と組み合わせます。


あれ?

RP-3基板のHA-4基板書き込み用のコネクタがRaspberryPi2のHDMI、Audioコネクタと干渉しています。
CAD上で基板の板端をギリギリで避けたつもりだったのですが、コネクタの出っ張りを考慮するのを忘れてました。
実物確認しなかったためのミスです。
回路動作チェックをしてソフト書いたらもう一度出し直しです.......


2015年10月23日金曜日

KiCad 4.0RC1でESP-WROOM-02用基板作成 その4

日曜日に届きました。



速かったです。注文してから8日です。
10/10(土)の朝に出して10/14(水)の夕方には基板が上がってきてDHLに渡されています。
business day 4-7日となっていたのに土日も動いてくれてるんですね。
そのあと39時間後の10/16(金)の朝には国内についてますが、そこから配達されるまで49時間もかかってます。
実際の配達は佐川急便でした。
深センから成田のほうが成田から東京より近いようですね。

Wednesday, October 14, 2015
1 Shipment picked up SHENZHEN - CHINA             18:50
2 Processed at SHENZHEN - CHINA                      22:59
3 Departed Facility in SHENZHEN                      23:04
4 Clearance event SHENZHEN - CHINA, PEOPLES REPUBLIC 23:18

Thursday, October 15, 2015
5 Customs status updated HONG KONG            00:16
6 Clearance processing complete at SHENZHEN - CHINA  01:19
7 Arrived at Sort Facility HONG KONG                 03:17
8 Processed at HONG KONG                             06:37
9 Clearance processing complete at HONG KONG         06:37
10 Processed at HONG KONG                            19:15
11 Departed Facility in HONG KONG                    22:34

Friday, October 16, 2015
12 Customs status updated TOKYO - JAPAN        03:07
13 Transferred through TOKYO - JAPAN                 08:42
14 Arrived at Sort Facility TOKYO - JAPAN      10:00
15 Clearance event TOKYO - JAPAN                     10:37
16 Processed for clearance at TOKYO - JAPAN          10:37
17 Customs status updated TOKYO - JAPAN        22:42
18 Clearance processing complete at TOKYO - JAPAN    22:56

Saturday, October 17, 2015
19 Processed at TOKYO - JAPAN                        01:21
20 Departed Facility in TOKYO - JAPAN                01:45
21 Arrived at Delivery Facility in TOKYO - JAPAN     08:13
22 Forwarded for delivery TOKYO - JAPAN        09:33

Sunday, October 18, 2015
23 Delivery attempted; recipient not home            10:58
24 Delivered - Signed for by : DLVD BY AGNT          19:31


2015年10月16日金曜日

KiCad 4.0RC1でESP-WROOM-02用基板作成 その3

とくにパターン的におかしくなかったのでElecrowに出してみました。
Elecrowの注文のページは以前はクレジットカードもPayPalのシステム経由だったのでちゃんとしていたけど、今回は直接クレジットカードの番号を入れるように変わってました。
ただ、このページhttpで暗号化されていません。クレジットカードの入力が暗号化されてないのはちょっと不安なのでpaypalにしました。
送料は820gでShenzhen DHLが$20.44、Registerd Air Parcelが$17.02と$3位の差なのでDHLを選択。
片方はpanelize有りなので+1日かな。国慶節の連休明けなので注文が溜まってるから動きが遅そう。
10/10(土)に出したので月曜日から作業し始めてbusiness dayで10日くらいとすると10/26の週に到着ぐらいかな.....と思っていたら10/10の内に
10/10/2015 In production Dear Customer,
We have put your design into production, it will needs about 4-7 business days. Thank you!
Best Regards
Elecrow
と返ってきました。それでも混んでるから7business daysだろうと考えていたのですが10/15(木)の朝に写真付きで出荷の連絡がきました。


この辺がElecrowのいいところですね。深センは時差の関係で10/14(水)です。

DHLのTrackingを確認すると

Wednesday, October 14, 2015
1 Shipment picked up SHENZHEN - CHINA             18:50
2 Processed at SHENZHEN - CHINA                      22:59
3 Departed Facility in SHENZHEN                      23:04
4 Clearance event SHENZHEN - CHINA, PEOPLES REPUBLIC 23:18
Thursday, October 15, 2015
5 Customs status updated HONG KONG            00:16
6 Clearance processing complete at SHENZHEN - CHINA  01:19
7 Arrived at Sort Facility HONG KONG                 03:17
8 Processed at HONG KONG                             06:37
9 Clearance processing complete at HONG KONG         06:37
10 Processed at HONG KONG                            19:15
11 Departed Facility in HONG KONG                    22:34

Friday, October 16, 2015
12 Customs status updated TOKYO - JAPAN              03:07
13 Transferred through TOKYO - JAPAN                 08:42
14 Arrived at Sort Facility TOKYO - JAPAN            10:00
15 Clearance event TOKYO - JAPAN                     10:37
16 Processed for clearance at TOKYO - JAPAN          10:37

この調子だと週末か週明けには到着しそうです。

2015年10月9日金曜日

KiCad 4.0RC1でESP-WROOM-02用基板作成 その2

2つ目の基板を作成してみました。
HA端子、SW制御、赤外線リモコン送信、受信、GPIO、ADC機能の子基板で以前XBee用に設計したものをESP-WROOM-02対応とダイオード、FETが小さすぎてハンダ付けがしにくいのでひとまわり大きいものに変更したり、機能を変更したりしました。

回路図は以下のとおり


出来上がったパターンは以下のとおりです。



KiCADのバグでしょうか?

DRCの未配線は無いので大丈夫だと思うのですが、KiCADのpcbnewをOpenGLモードで見ていると下側のStatusのところの未配線が2になっています。

これが表示設定を標準にすると0になります。


KiCADのBZR5814とかで作った前回のパターンからいじったのでどこかにゴミデータでも残っているのかもしれませんが、よくわかりません。BZR5814で開くとOpenGLモードでも未配線が0になります。
最初から4.0RC1で作成したRP-3基板はOpenGLモードでも未配線0なので、この基板データ固有の問題かもしれません。

急いでも仕方が無いので週末にガーバーの確認をしてから出図しようかと思います。
Elecrowも国慶節明けで混んでそうなので、週明けくらいに出してもあまり変わらないかと。

今回の基板は10cm x 10cmに3枚面つけでV-Cutの予定です。
RP-3基板と今回の基板それぞれ10枚で、まとめると送料が安くなりそうです。




2015年10月2日金曜日

KiCad 4.0RC1でRaspberryPi2用のESP-WROOM-02用基板作成

KiCad 4.0RC1をせっかくbuildしたのでESP-WROOM-02用の基板を作成してみました。
RaspberryPi2用の基板ですがHAT規格ではありません。合わせられる所はHAT規格に合わせてますが、ACアダプタ用のコネクタを後ろ側から出すため基板外形を変更しています。
ケースは以前作成したRP-2基板用のものを流用する予定です。

回路は色々と余計なものがついていますが、基本的にはRaspberryPi2の電源をUSB-miniからではなくACアダプタ用のコネクタを背面側に出すための回路と、XBeeモジュール・ESP-WROOM-02のいずれか経由で子機と接続するための回路、RaspberryPi2に赤外線リモコンの送受信機能を追加するための回路、子機として使う時のためのAVRマイコン回路で必要に応じてマウント部品を変更して使うようにしています。

回路図は以下のとおり






で出来上がったパターンが以下のとおりです。


SWITCH-SCHIENCEがSeedStudioのPCB作成サービスの取り扱いを始めたのでこちらでお願いするか、以前出したElecrowに出すか、どちらが安いのか比較してみます。
今回は10cm x 10cm x 1.0mm panelizeなし、黒レジスト、10枚です。

SWITCH-SCHIENCEの場合
 Greenレジスト 10cmX10cm基板で3074円
 それ以外のレジスト 10cmX10cm基板で5882円
 +パブリックベータ期間なら送料324円、通常は1080円
で緑レジストの最安なら3398円
黒レジストにすると6206円

Elecrowの場合
 Greenレジスト 10cmX10cm基板$14
 それ以外のレジスト 10cmX10cm基板$15.9
 + 送料(Registerd Airmaailで$10.37,DHLで$16.37)
で緑レジストの最安で$24.37 = 2924円 ($1=120円換算)
黒レジストにすると$26.27 = 3152円
DHLにすると+720円

価格は緑レジストにすればいい勝負ですが他の色の場合はElecrowの方が半額近いですね。
納期はSWITCH-SCHIENCEは14-21日、ElecrowはこれまでDHLでの経験では1回目14日、2回目v-cutありでも14日だったので、こちらもそれほどの違いはなさそう。
ということで今回は黒色にしたいのでElecrowでRegisterd Airmailを試してみます。
.........
ところが、注文しようとしたらElecrowは国慶節で10/7までお休みでした。
別に急いでないので、もう1つの基板も描いてまとめて注文しようかと思います。

2015年9月25日金曜日

angular.jsとonsenUI

node.js、express、mongoDBときているので次はangular.jsです。
UIはどうしようかと思ったのですが、angular.jsと相性が良さそうで日本語で情報が豊富なonsenUIにしてみました。
ちょっとまだソースコードがグチャグチャなのでもう少し整理してから後ほどGitにでもあげようと思います。
まだ、どの処理をサーバーのnode.js側で処理してどの処理をクライアントのangular.js側で処理するのがいいのかを悩み中です。
最初はほとんどの処理をangular.js側に持っていったのですが、mongoDBから読みだしたデータを大量に送った場合にかなり動作が重たくなることがわかったので、ある程度サーバーサイドで処理して扱いやすい形に変換してからクライアントサイドでUIに表示する形にしたほうがいいようです。
サーバーを動かしているさくらVPSのx86仮想サーバーとiPhone5sのARM系64bitCPUではやはりパフォーマンスが違いますね。


2015年9月11日金曜日

UIの設定ファイル


node.jsのサーバーとmongoDBでサーバーサイドまで繋がったので、その先のクライアントサイドの実現方法を考えていきます。
UIをHTMLでベタに書いていくのはありえないのでUI定義ファイルを設計します。
まず最初にどんなUIにするのか仮決めします。一度パスが通るところまで作ってしまってから気に入らなければ修正する方針で行きます。
初めてなので色々と想定できていない事があると思うので、とりあえず一度作ってみるのが手っ取り早いですよね。

ざっと要件を考えます。
・全体のステータスを表示するメインページ
 ・部屋ごとにまとめて表示
 ・制御できるものに関しては選択すると制御用のボタンが出てくる
  ・TVはon/off/volume+/volume-/選局のボタン
  ・エアコンはモード切り替え/温度選択/offのボタン
・温湿度のグラフページ
 ・3日分くらい表示
・ログの確認ページ
 ・状態の変化、コマンドの記録
・デバイスの動作状況の確認ページ
 ・各コントロールモジュールの電源電圧と動作状況
といったところを表示します。

 最終的に作ったUIのメインページはこのような感じです。

  


UI定義ファイルは最終的にjavascriptで扱うのでJSONで記述します。

最初は部屋を定義します。
この後のItemの定義で使用するroomと表示用のlabelを定義しています。
Itemとは上のUIの1行ごとの部分を指しています。
この定義は上のUIのグレーになっている部分のタイトルなどに使用されます。
  "RoomList": [
    { "room": "all", "label": "全体"},
    { "room": "living", "label": "リビング"},
    { "room": "kitchen", "label": "キッチン"},
    { "room": "bathroom", "label": "浴室"},
    { "room": "bedroom", "label": "寝室"},
    { "room": "studyroom", "label": "書斎"}

  ],

次に各制御対象毎にUI定義をします。全部出しても同じような定義だらけなので代表的なものだけに絞っています。

 "ItemList": [
   { 
     "room": "all",
     "label": "玄関",
     "status": [
       {"label": "玄関錠", "sensor": "entrance_key_stat"}
     ],
     "buttons": [
       {"label": "open", "command": "entrance_key_open"},
       {"label": "close", "command": "entrance_key_close"}
     ]
   },

このItemは上のUIの一番上の方の玄関のラインを定義しています。
最初にroom:でallを指定しているのでUI上は全体の項目の中に配置されています。
次のlabelはこのItemの項目名として表示されているものです。
status arrayの中はCloseと表示されている状態表示の定義です。
この中のlabelはsensorのための表示用ラベルですがここのUIでは使用していません。
後にGraph等の中で必要になるかもしれないので定義しています。未定義の場合はroom.label+item.labelとみなされます。
button arrayの中はこのItemを選択した時に出てくるボタンを定義しています。下が玄関Itemを押すと出てくる制御用のボタンです。

  
labelでボタンに表示する名称、commandに送信するコマンドを定義しています。

次のItemは制御部分が無くstatusが2つあるものの定義です。
  
この例のように同じような種類の情報表示のみの場合に使っています。

  { 
    "room": "all",
    "label": "室内1F/2F",
    "status": [
      {"label": "室内1F温度", "type": "temp", "sensor": "internal_1f_temp"},
      {"label": "室内2F温度", "type": "temp", "sensor": "internal_2f_temp"}
    ]
  },

statusにtypeを設定すると単位をつけたりいくつかのところで特別な処理をしたりします。
今のところtemp,humidity,pir,rainと設定なしの5種類があります。

次はエアコン用のitemです。
  {
    "room": "study room",
    "type": "aircon",
    "label": "エアコン",
    "status": [
     {"type": "temp", "sensor": "studyroom_aircon_temp"},
     {"sensor": "studyroom_aircon_stat"}
    ],
    "commandPrefix": "studyroom_aircon_", 
    "buttons": [
     {"label": "off", "command": "off"}
    ]
  },
typeでairconであることを指定しています。これはモード切り替え、温度切り替えのために特殊処理があるためairconであることを指定します。 statusは温度とエアコンの状態を表示しています。commandPrefixは送信コマンドの前に追加する文字列を指定していて、この後出てくるAirconListで指定しているコマンドと合わせることで送信するコマンドを決定します。これはエアコン自体のコマンドは同じものだけどコントロールモジュールが違うのでエアコン毎にprefixを付けたい場合に付加します。
buttonsでモード切り替え、温度切り替え、送信ボタン以外のボタンを定義します。ここではOffボタンだけです。
エアコンを選択すると下の状態になります。

  

ここでcoolerの所を上下にスライドするとモードが切り替わります。


  
さらに温度の所を上下にスライドすることで温度設定を変更できます。
このカルーセルの動作の度にリモコンコードが出てしまうと煩わしいので決めた後にsendボタンで送信するようにしています。

カルーセル自体のUI設定はItemListの中ではなく別途AirconListの中で定義しています。

  "AirconList": [
    { "label": "auto", "color": "#404040",
      "command": [
        { "label": "auto", "commandSuffix": "auto" }
      ]},
    { "label": "cooler", "color": "#2586d9",
      "command": [
        { "label": "18", "commandSuffix": "cooler_18" },
       : 途中省略
        { "label": "29", "commandSuffix": "cooler_29" },
        { "label": "30", "commandSuffix": "cooler_30" }
      ]},
    { "label": "heater", "color": "#d93625",
      "command": [
        { "label": "18", "commandSuffix": "heater_18" },
       : 途中省略
        { "label": "28", "commandSuffix": "heater_28" },
        { "label": "29", "commandSuffix": "heater_29" }
      ]}
  ],

 最後にTVのitemです。

  {
    "room": "living",
    "type": "tv",
    "label": "TV",
    "commandPrefix": "",
    "buttons": [
      {"label": "on", "command": "tv_on"},
      {"label": "off", "command": "tv_off"},
      {"label": "vol+", "command": "tv_vup"},
      {"label": "vol-", "command": "tv_vdn"}
    ]
  },

typeをtvにしてitemがTV用であることを指定します。
commandPrefixはエアコンの時と同じです。
buttonsにon, off, vol+, vol-を指定しています。
TVの場合はこれらのボタンと選局のカルーセルが現れます。

  

TV局名の所を上下にスライドすることで選局できます。

  
選局後に局名ボタンを押すことでコマンドが送信されます。
TVの選局リストは下記のように定義しています。

 "TVChCommandList": [
    { "label": "NHK", "commandSuffix": "tv_1" },
    { "label": "NHK", "commandSuffix": "tv_2" },
    { "label": "日テレ", "commandSuffix": "tv_4" },
    { "label": "テレビ朝日", "commandSuffix": "tv_5" },
    { "label": "TBS", "commandSuffix": "tv_6" },
    { "label": "テレビ東京", "commandSuffix": "tv_7" },
    { "label": "フジテレビ", "commandSuffix": "tv_8" },
    { "label": "TOKYO MX", "commandSuffix": "tv_9" },
    { "label": "放送大学", "commandSuffix": "tv_12" }
  ]

今回はここまで。




2015年8月21日金曜日

websocket

これまでは自宅のNAT内のRaspberryPiのホームコントロールシステムを外からアクセス出来るようにするためにNAT内から外のサーバーに対してTLSでsocketを1本通しておいて、外部サーバーの443portにアクセスしてきたものをclient認証をした後にTLSを逆流させてRaspberryPiのapache2に繋ぐという仕組みを作って運用していました。
これはこれで簡単でいいのですが、apache2をRaspberryPiで運用していたのでどうしても重たくなっていました。
少し世間一般的な解決方法を取り入れようと考えて、色々と最近の流行を調べたりしているのですが、webの世界はフレームワークの標準とかの変化が激しすぎてなかなかついていけません。とりあえず始めないと始まらないので、まずは手始めにサーバーサイドをnode.jsにしてRaspberryPi上のホームコントロールサーバーにwebsocketのプロトコルを話せるような機能を追加してみました。
websocketはwikipediaの説明を読めば大体理解できたので対向のwebsocketサーバーにnode.jsのサンプルプログラムを利用してそのままTLS化して繋いで動作確認をしていきます。
まだ他の部分が安定して動作してないので安定してきたら公開しようかと思います。
最終的にはセンサー、HAコントロール、etcの機能をESP8266を使ったWiFiモジュールで実現し、RaspberryPi2上のホームコントロールサーバーで情報集約してsecure websocketでNAT越しにさくらVPSで借りているサーバー上のnode.jsに接続、そこからiPhone上のWebAppに繋ぐということを実現しようかと考えています。
まだjavascriptを勉強し始めたところなので道のりが長そうですが........

2015年7月24日金曜日

ESP-WROOM-02 WiFiモジュール

Cerevoから発売された技適対応のWiFiモジュールが安いので買おうと思っていたら、あっという間に売り切れてしまいました。
暫く入荷待ちするつもりでいたら数日後にスイッチサイエンスからも予約販売されたのですかさず注文してみました。モジュール単体でも普通にハンダ付け出来そうですが、一応変換基板付きも一緒に購入しました。

IEEE802.11b/g/n対応で技適対応で710円+消費税は格安です。XBeeよりも千円くらい安くてWiFi接続できるのは魅力的ですね。WPA2対応のようですし、家電制御に使うにはこんなものかと思います。


入荷予定日に発送しましたとの通知が来て翌日届いたので、秋月のUSB-UARTモジュールと接続しました。


今週は組み立てただけで、ちょっと忙しくてまだ火入れできていません。
動かしたらどんな感じかレポートします。

2015年7月17日金曜日

DAIKINエアコンのコントロール

自宅ではないのですが、ダイキンのエアコンにHA2moduleを接続しました。機種はS22STES-Wです。
HA端子対応と聞いていたので簡単につながるかと思いましたが、色々と大変でした。
現地でカバーを開けて基板を確認してみましたが、どこにもHA端子らしいものが見当たりません。




ネットでカタログとか色々調べてみると、どうも別売りの基板が必要でそれなりの値段です。
エアコンの電源の状態を取るためにはHA端子が必要なのですがそのために基板を購入するのは勿体無いので、statusを取れそうなところを探してみました。
メイン基板上のコネクタなどをテスターであたりながら電源をon/offして変化するかを確認していきますが適当な信号が見当たりません。今回は自分のものではないので基板にハンダ付けとかで線を引き出すわけには行きません。
混み合っているところなので線を引き出すのが大変そうなのですが、結局on/offの表示LEDとSWや赤外線リモコンの受光部の載っている基板から取ることにしました。




基板のパターンを追いながら回路図(下の回路の黒線部分)にしていきます。
動作中の電圧をみながら動作を想定して、HA2moduleのHA端子のフォトカプラに繋ぐ回路を追加。
LED基板側の10pinコネクタを外してコネクタの種類を確認します。
形状からJSTのPHコネクタのようですので、オス・メスのコネクタを用意して中継する途中から信号を横取りすればいけそうです。(下の回路の赤線部分)



運転LEDは13.7Vの電源からLEDをとおして1.8kΩの抵抗の先で多分Trでon/offされるようです。
このLEDと並列にフォトカプラのLEDに2Kの抵抗を介して接続します。
HA2moduleのHA端子の制御側もフォトカプラのTrなのでon/off出来るSWのところに噛ませます。
これで通常のHA制御と同様の機能が実現できます。
ちょっと判りにくいですが、元々のPHコネクタの先に延長ハーネスを追加して途中から信号を取り出しています。
 




これに温度センサーと赤外線発光部をつけてエアコンの内部に収めて出来上がりです。
かなりごちゃごちゃしてますが、なんとか収まりました。


ちゃんとリモコン信号でも制御できて、HA端子側からon/off制御、動作ステータスがとれていることを確認して完成です。


2015年7月10日金曜日

バーチカルブラインドの電動化 その5

仮組みした所はロフトからアクセスが簡単な、目的とは別のブラインドの手動の紐が出ている側ですが、実際に取り付けたい所は簡単にアクセス出来ない吹き抜けの上のブラインドで、手動の紐と両立したいので手動の紐の出ていない側になります。梯子をかけて頑張って取り付けました。




紐の無い側の構造は非常に簡単で、2本の軸をスペーサーと止め輪(丸くて内側に歯がついていて軸に咬むようになっているリング)で止まっているだけなので止め輪を2つ外すことで簡単に取り外せます。写真はカバーと止め輪とスペーサーを外した状態です。

ここにモーター部を取り付けます。上から見るとこんな感じです。



ちょっとごちゃごちゃしていますが吹き抜けのところなので下から4.5mほどあり、それほど気になりません。




実際の動作はこんな感じです。




実験していた側のブラインドが24枚スラットだったのですが、最終的に取り付けた側のブラインドが30枚スラットと増えているのと僅かですが手動用の紐の負荷もあるのでちょっと重そうです。

本当はもう少し強力なモーターの方が良さそうですが、モーターの軸間が20mmなので直径20mm以下のモーターで手頃なものとなるとなかなか選択肢が無いのとGear比をこれ以上高くすると今度は手動で回せなくなりそうなので暫くこれで運用してみようかと思います。