2015年7月17日金曜日

DAIKINエアコンのコントロール

自宅ではないのですが、ダイキンのエアコンにHA2moduleを接続しました。機種はS22STES-Wです。
HA端子対応と聞いていたので簡単につながるかと思いましたが、色々と大変でした。
現地でカバーを開けて基板を確認してみましたが、どこにもHA端子らしいものが見当たりません。




ネットでカタログとか色々調べてみると、どうも別売りの基板が必要でそれなりの値段です。
エアコンの電源の状態を取るためにはHA端子が必要なのですがそのために基板を購入するのは勿体無いので、statusを取れそうなところを探してみました。
メイン基板上のコネクタなどをテスターであたりながら電源をon/offして変化するかを確認していきますが適当な信号が見当たりません。今回は自分のものではないので基板にハンダ付けとかで線を引き出すわけには行きません。
混み合っているところなので線を引き出すのが大変そうなのですが、結局on/offの表示LEDとSWや赤外線リモコンの受光部の載っている基板から取ることにしました。




基板のパターンを追いながら回路図(下の回路の黒線部分)にしていきます。
動作中の電圧をみながら動作を想定して、HA2moduleのHA端子のフォトカプラに繋ぐ回路を追加。
LED基板側の10pinコネクタを外してコネクタの種類を確認します。
形状からJSTのPHコネクタのようですので、オス・メスのコネクタを用意して中継する途中から信号を横取りすればいけそうです。(下の回路の赤線部分)



運転LEDは13.7Vの電源からLEDをとおして1.8kΩの抵抗の先で多分Trでon/offされるようです。
このLEDと並列にフォトカプラのLEDに2Kの抵抗を介して接続します。
HA2moduleのHA端子の制御側もフォトカプラのTrなのでon/off出来るSWのところに噛ませます。
これで通常のHA制御と同様の機能が実現できます。
ちょっと判りにくいですが、元々のPHコネクタの先に延長ハーネスを追加して途中から信号を取り出しています。
 




これに温度センサーと赤外線発光部をつけてエアコンの内部に収めて出来上がりです。
かなりごちゃごちゃしてますが、なんとか収まりました。


ちゃんとリモコン信号でも制御できて、HA端子側からon/off制御、動作ステータスがとれていることを確認して完成です。


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