2016年3月5日土曜日

玄関の電気錠の修理

うちの玄関はユーシン・ショウワの電気錠なのですが、最近冬場になると鍵を掛けてもステータスが解錠状態のままになっている現象が発生するようになってきてしまいました。

この現象何が困るのかというと、うっかり解錠状態だと思って施錠ボタンを押してしまうと施錠状態なのにさらに施錠しようとしてretryを繰り返し盛大に施錠音が繰り返され、さらにダメ押しに施錠できなかったことを知らせる電子音が鳴り響きます。
子供が寝てる時にうっかりやると確実に起こしてしまうことになります。

最近発生頻度が高くなってきたので、修理見積もりをお願いしたのですが、部品代2万円、工賃1万円の合計3万円だそうです。どうもよくある故障らしいです。
最悪3万円で修理できる事が判ったので、自分で分解修理してみて出来なければ依頼することにしました。

まず、玄関ドアから電気錠のユニットを取り外します。
ユーシン・ショウワ製のN-EPPX-51という製品です。



シールの下もふくめて4本のネジを外して表の金属板を外します。
開けてみるとモーターでギアを回してユニット内のデッドボルトの出し入れをしているのと同時に、右側の白いラックを上下させてドアのダブルロックのもう一方側を制御する仕組みです。



ラックの内側にある金属のプレートが上下することで上下に付いているマイクロスイッチを押して施錠、解錠の状態を見ているようです。


マイクロスイッチの不良か、半田クラックかと見当をつけて基板を取り出して見てみました。
マイクロスイッチ自体はテスターで見てみると問題ありません。
そしてハンダ部分をよく見るとクラックが発生していました。
構造的な問題かと思います。(基板の写真撮り忘れてしまいました)
施錠、開場時にスイッチを押す金属プレートは結構な勢いでマイクロスイッチにぶつかっています。
このマイクロスイッチは力がかかるところなのに3本の脚をハンダ付けして留めてるだけでネジなどで固定されていません。施錠、解錠を繰り返すうちに半田にクラックが発生するのも当然かと思います。
本来なら下面の金属に対して上面からネジ止めするべきなのでしょうが、加工が大変なので基板側からタッピングビスでマイクロスイッチを固定しておきます。
バラす時にギアとラックの位置関係が判るようにマジック等で印を付けてから外していかないと後で苦労します。


うっかり印を付け忘れたため、最適な位置にするために何度も組みバラしすることになってしまいました。
最終的に、バラした手順で仮組みし、コネクタを接続して正常に動くことを確認後取り付けて完了です。

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