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2016年2月27日土曜日

HomeBridge改めHAP-nodeJSと接続してsiriで家をコントロール その4

Siriとの会話に疲れてきたので、現状のコードを整理してGitHubに上げました。
とりあえずdemoModeに設定してあるので単独で動いて同じネットワーク上のiPhoneから繋がります。
demoModeではコントロールサーバーにコマンドを投げる所をconsole.logの出力だけ、statusなどを受ける所をダミーデータに置き換えています。

https://github.com/mnakada/HA1HomeBridge.git


動作確認済み環境
 MacBookPro OS-X El Capitan 10.11.3
 RaspberryPi2 RASPBIAN JESSIE LITE kernel 4.1.17
 node.js v4.3.1はnodejs.orgからinstall
 多分v5系でも動くと思います(未確認)。

iPhone側の環境は
 iPhone6S iOS9.3beta4
   (beta3以前の場合、package.sonファイルのhap-nodejsのversion指定を0.2.4にすると動くかもしれません)
 HomeKitアプリはElgato Eve (App Storeでhomekitで検索すると出てきます)

> git clone https://github.com/mnakada/HA1HomeBridge.git
で取得後、
> cd HA1HomeBridge
> nam install
> node .
でHomeKitのBridgeとして起動し、PINを表示します。
あとでこのPINの画面を取り込むのでそのままにしておきます。


iPhoneをWiFi接続にしてElgato Eveを起動
-> アクセサリを追加
-> 自動でホームの名前が入るので適当に修正して右上の次へ
-> アクセサリを選択でHA1HomeBridgeを選択
-> 真ん中のXXX-XX-XXXが囲われているところを選択
-> HomeKitアクセサリを追加のDialogでこのまま追加を選択
-> iPhoneのカメラで先ほどのPINの画面をキャプチャすると自動で接続してくれます。
(もしPINが読み込めないようでしたら、下の方にある手動で登録から登録します)
-> 部屋を選択は後で設定できるので取り敢えず次へ
-> 追加済みのアクセサリで完了
-> ホーム(デフォルトの部屋)を選択するとコントロール画面にたどり着きます。

この状態でアプリからスイッチなどをいじってnode.js側にそれらしいコマンドの表示が出ていれば正常につながっています。

siriで使えるコマンドはclient.uiファイル内でsiriNameのarrayで記述されているものになります。
ここのsiriNameで記述されているものがEveのコントロール画面の項目名として見えていて、siriへの指示はこの項目名に対して指示を出します。
例えば
「玄関の鍵を開けて・閉めて」「風呂のお湯を入れて・止めて」「南側のエアコンを一八度に設定して」「ダウンライトを点けて・消して」「リビングの湿度は?」「寝室の温度は?」
などが動いています。
現状、わかっている問題点は
1.「南側の窓を開けて」は「100%に設定しました」と答えて動くけど「南側の窓を閉めて」も「100%に設定しました」といわれて窓が開いてしまう
シャッター、ブラインドも同様
2.エアコンの温度は設定できるけど、暖房、冷房のモード切替が出来ない、エアコンをoff出来ない
3.「NHKをつけて」はWebの’NHKをつけて’を検索に行ってしまう
と言った感じです。


HomeBridge改めHAP-nodeJSと接続してsiriで家をコントロール その3

コントロールサーバーの動いているRaspberryPi2の上にhomebridgeを動かして、pluginとしてコントロールサーバーと接続しようとしていたのですが、いろいろ実装していく内にhomebridgeの下のレイヤーであるHAP-nodeJSと直接繋ぎこんだ方が良さそうなことがわかってきて繋ぎ方を改めました。
ところが、実装を切り替えて試してみてもEveで初期設定まではうまくいくのですが、接続されたホームの中にAccessoryが何もない状態になってしまいます。
そんなこんなをしている内にHomeBridgeとの接続も同じ状態になってしまい訳がわからなくなってしまいました。
2日ほどわからない状態だったのですが、色々と試している内に最初に試していたdirectoryのイメージを起動するとちゃんと繋がることに気が付きました。
差分を切り分けるために実験していくとHAP-nodeJSのVersionが0.2.4以前ならちゃんと繋がることが分かりました。
どうも0.2.5でHomeKitの最新のプロトコルにupdateされていたようで、自分のiPhoneがiOS9.3beta3だったため繋がらなかったようです。
iOS9.3beta4にupdateして、HAP-nodeJSも0.2.5にしたら無事に繋がるようになりました。
このdebugの過程でdebug情報を色々出していたのですが、何故かAppleTVとの通信をしているlogが残っていました。
AppleのHomeKitのページをよく読むと、うちにある第3世代のAppleTVだとHomeKitの外からのアクセスを中継してくれるようです。
AppleTVのiCloudの設定を再度し直して、LTE回線からiPhoneでEveを起動してみるとちゃんと繋がり、コントロールもできています。
LTE回線経由でもsiriでのコントロールもちゃんとできました。
なかなかいい感じです。

siriとの会話の方は相変わらず実験中で、まだエアコンとシャッター、電動窓、TVはNHKがうまくコントロールできていません。
エアコンは温度設定はできるのですが、暖房、冷房を指定することが出来ません。
エアコンを切ることも出来ていません。
シャッター、電動窓は開くことは出来ても閉じることが出来ません。
「シャッターを開けて」で「100%に設定しました」と言われてシャッターが開きますが、「シャッターを閉めて」でも「100%に設定しました』と言われてしまいます。これはsiriのbugのような気がします。
「NHKをつけて」はNHKをつけてをwebで検索されてしまいます。
もう少し会話の練習が続きそうです。

2016年1月4日月曜日

node.js foreverをRaspberryPi起動時に自動起動するように設定する

node.jsをRaspberryPiでnvm管理下で使っていたのですが、サービスを常時動かしておこうとするとforever等で管理することになります。
ところが、foreverはinit.dに登録されているわけではないのでRaspberryPiを再起動すると自動で動いてくれません。
最初nvmを使ってnode.jsをinstallしていたのですが、nvmだと自分のアカウントのhomeの.nvmというディレクトリ以下に色々とinstallされてしまいシステムの起動スクリプトに記述するには気持ち悪い事になってしまいます。(まぁ、そこはそういうものだと割りきってしまっても良いのですが)
nvmは開発用の環境であって運用のための環境ではないということかと思います。
次に考えたのはapt-getでnode.jsをinstallすることですが、versionが0.10.29と古いため結局試行錯誤の末node.js自体はnodejs.orgのDOWNLOADSのLTSのv4.2.4を入れることにしました。
今回は/usr/local/にダウンロードしてきたイメージを展開して/usr/local/nodeにシンボリックリンクを張って運用しています。
ダウンロードの実体は/usr/local/node-v4.2.4-linux-armv7l/以下に展開されて、そこに/usr/local/nodeからシンボリックリンクされているという形です。
$ PATH=/usr/local/node/bin/:$PATH
とpathを通してから
$ npm install -g forever
でforverをinstallします。
これでnode, npm, foreverが準備出来たので、次に/etc/init.d/に起動スクリプトを用意します。

以下の例は/etc/init.d/ha1observerという名前で/var/ha1/ha1observer.jsにパラメータを付けて起動するためのものです。

-----
#!/bin/sh

### BEGIN INIT INFO
# Provides:          ha1observer.js
# Required-Start:    $network $syslog
# Required-Stop:     $network $syslog
# Default-Start:     2 3 4 5
# Default-Stop:      0 1 6
# Short-Description: forever running ha1observer.js
### END INIT INFO

USER=ha1observer
SCRIPT=/var/ha1/EventValidate.js
PIDFILE=/var/run/ha1observer.pid
LOGFILE=/var/ha1/ha1observer.log
PATH=/usr/local/node/bin:$PATH
FOREVER=/usr/local/node/bin/forever
NODE=/usr/local/node/bin/node
NODEAPP=/var/ha1/HA1Observer/ha1observer.js

start() {
  $FOREVER start --pidFile $PIDFILE -l $LOGFILE -a -d -c "$NODE $NODEAPP -u $USER -f $SCRIPT"
  RETVAL=$?
}

restart() {
  $FOREVER restart $NODEAPP
  RETVAL=$?
}

stop() {
  $FOREVER stop $NODEAPP
  RETVAL=$?
}

status() {
  $FOREVER list
  RETVAL=$?
}

case "$1" in
  start)
    start
    ;;
  stop)
    stop
    ;;
  status)
    status
    ;;
  restart)
    restart
    ;;
  *)
    echo "Usage:  {start|stop|status|restart}" >&2
    exit 1
    ;;
esac
exit $RETVAL

-----

ha1observer.jsは起動後に-uで渡されたユーザーにprocess.setuid()で切り替えて実行されます。
init.dからはrootで実行されるのでsetuidしないと色々と危険です。
これを準備したあと
$ update-rc.d ha1observer defaults 3 1
を実行することでrc?.dにシンボリックリンクが張られます。
再起動して
$ ps aux | grep ha1observer
で確認するときちんと実行されていることが分かります。